フレーズリピートの効果

J-POPやJ-Rockの楽曲に、その歌詞中に、同じフレーズ・文言を4回とか8回とか繰り返す作品は結構あると思います。

最初、そういう曲を聞くと、同じ言葉を何回も言うので、「何回言うんだろう?・・・」「何回繰り返すんだろう?・・・」と思ったりします。
同じ言葉を何回も繰り返しているだけじゃん!と。

聴いてると、「書き手が言葉を生み出すのが面倒くさかったのかな?」とか、「違うフレーズを考え出すのをサボったのかな?」等と思ったりするわけです。

作詞 フレーズ リピート

同じ言葉を繰り返しているから、その同一である一つの言葉がよっぽど心の奥深くにグサリ!と突き刺さる意味を持つセリフで、繰り返す事に更なる相乗効果を持つのだろうか?とか思うとそうでもなかったりするわけで・・・。

しかしながら・・・

よくよく聴いていると、ただイタズラに繰り返しているわけではない、さりげない様な心地が見えてきたりするわけです。
繰り返す事で、耳心地がけっこう良く、また繰り返す事で、何というか、ある種の刷り込み効果?みたいなものも見え隠れして来たりします。
つまり、覚えてもらいやすい、耳に脳裏に入り込みやすい、残りやすい、という・・・。
何というか、セールス効果というか、売りフレーズの売り込み効果にもつながるんじゃないか?という側面が見えてきますよ。

例えば、Perfumeさんの「チョコレイト・ディスコ」という曲。
引用=http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B20907

そのタイトルの通りの「チョコレイト・ディスコ」というフレーズを4回繰り返す箇所が何箇所かあります。
これ、その「チョコレイト・ディスコ」という言葉に感動して意味合いを噛み締めながら聴いている人、どれくらい居ますかね?
しかし、何とも妙に耳に残ります。そして、若い女性や子供達なら「かわいい!」と言って友達と一緒に歌って真似したりするんじゃないですかね。






ただ何となくイタズラに繰り返している訳ではない、書き手が怠けたりサボったりしている訳でもない、相応の視聴効果がある様にさり気なく見えてくる、リピート効果です。




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